4A共依存リカバリー® ブログ Blog

姉として、妻として、母として、人のために生きてきた私がみるみる変容。こんな自分になれる日がくるなんて想像できませんでした。

受講生からの感想を許可をいただいてここにご紹介します。

小学生の時は頑張り屋さんで良い子の自分に自信があった

歳の離れた妹と2人姉妹の私。妹が生まれた時から、「あなたはお姉ちゃんなんだから」と言われて育ちました。

子供の頃は、なんとなく「お姉ちゃん」という言葉に誇らしい思いがあったような記憶があります。そして、お姉ちゃんなんだから、私が頑張らなくちゃ、とか、妹のお世話をしなきゃ、お利口でいなきゃ、とか、泣かないで我慢しなきゃ、が自然と身についていきました。

そして、人にどう思われるか気になって仕方なく、「〜べき」「〜ねば」がたくさんあって、その通りにできない人は悪い人、くらいの考えで、“私はなんでも頑張って、人のために尽くしている良い人”だろうと思っていました。

学校でも、先生からは「責任感があり、いい子です」との評価をもらっていて、私は凄い、と自信を持つようになっていきました。

でも、中学生くらいになると、いろんな意味で、世界が広がり、様々な“できる”人にたくさん出会います。私はなんだか自分が小さく思えて、少しずつ自信を失っていきました。

妻として、母として、夫や子ども達のための日々

それでも、大きな挫折は無く、進路も決まり順調に希望の仕事にもつき、結婚し子どもも生まれました。

夫は、付き合っている時も、結婚してからも、私にはない自信と、決断力、実行力を持ち、迷い悩む姿もあまり見かけず、私にとって憧れの人でした。良い子でいなければと、思い悩み、正しいかどうか、あっているかどうかを考えて、なかなか行動できない私を引っ張っていってくれる頼もしい人。そんな人と結婚できて、私は、この人となら幸せになれる、と信じて疑いませんでした。


夫の言うことを聞き、子どもを育て、妻として、母として、自分のことはさておき、夫のため子どものために自分のできることは全てやってきたつもりです。そうすることが当然だと思っていたし、母親は、自分が食べなくても子どもに食べさせる、みたいな昔ながらの考え方を、祖母や母を見て学んでいた私は、それができていることで、自分はよくできている!と自信を持っていました。

でも、子どもを育てていると、当然、なかなか思うようにはいかないこともたくさんありました。私は必死に子どもと関わり、子どもたちを理解しようと努め、世話を焼いてきました。私が頑張って子ども達と関わり、大切に思い愛情を注ぎ、教育をしっかり受けさせることで、子どもたちが満たされていけば良い子に育ってくれると信じていましたから…。

夫の裏切りがきっかけでうつ病や原因不明の病に――

あれだけ頼もしく私を引っ張っていってくれていた夫とは会話も減り、子どもの成長について話すわけでもなく、夫が何を考えているのかわからなくなっていきました。事業を始めた夫は日に日に忙しくなり、家族で出かけたりすることはもともとあまりありませんでしたが、ほぼ無くなっていきました。
夫は仕事、私は家のこと。完全に分業にしようと言われ、それが夫を支えることになるのだろうと思って、私は夫に負担をかけまいとその通りにしてきました。

でも、ある時から、夫の様子に違和感を感じようになりました。妻の勘とでも言うのでしょうか。飲み屋のママさんにハマり、のめり込んでいることがわかりました。私は、週刊誌やドラマの中の出来事だと思っていたことが、自分の身に起きたことに愕然として、夫を責め立てました。夫は「飲み屋のママと客だし、やましいことは何もない」と言って聞きません。

一旦は、それなら仕方ないと思い、やり直そうと夫婦関係改善や、自分を変えるなどの学びをたくさん受けました。でも、なかなか上手くはいかず、苦しくなるばかり。学んでも、自分を変えようとしても、夫は「俺は変わる気はないから、お前が勝手にやれば」の一点張り。夫は彼女との関係を店以外でも続けていることもわかり、私は裏切られた思いでいっぱいになりました。苦しくて、つらくて悲しくて、なんでこんなにも私を苦しめるの?なんで?どうしてこんなに頑張ってみんなのことをしてきたのに、勉強もしてるのに、なんでわかってくれないの?という思いで苦しくて悲しくて、情けなさでいっぱいになっていきました。

そして、夫の姿が会社に無いと、「どこに行って何をしているのだろう」とか、「また一緒にご飯を食べて楽しくやって、遊んでいるのではないだろうか」などとわかりもしないこと、考えても答えの出ない仕方のないことを妄想しながらグルグル考えて、何年も勝手に焦り苦しみました。そして、うつ病との診断が出たり、身体中が痛む原因不明の病気になったり…。この世から消えることを何度も考えるようになりました。

全てが間違いだったとは思いたくはない。けれど、「私がしてきたことはなんだったのだろう」と愕然とした

そんな時、インスタがふと目にとまり、気がつけばグリーフリカバリーに取り組んでいたのでした。自分のことを振り返ったり、いろんな思いを書き出したり、様々なことを学んでいきました。

でも、これまでの学びと大きく違うことは、どんな自分も受け入れること。自分の中にある見て見ぬふりをしてきた嫌な部分に気がついて、いよいよ向き合うことになったり、許しがたい相手のことを許せない自分を許したり、苦しいこともたくさんありました。

私が“みんなのために”と思ってしていたことは、相手が望んでいたことだったのか?愛情をかけているつもりだったが、それは本当に愛情だったのか。それをすることで、私が満たされるためのものだったのではないか?全てが間違いだったとは思いたくはないけれど、「私がしてきたことはなんだったのだろう」と愕然とし、ショックを受けました。

以前を思い起こすと、信じられないくらいに変化した自分は、まるで別人のよう。何より生きることがラクで楽しいと思える

グリーフリカバリーを受け続け、共依存リカバリーも受けさせていただき、気がつけば、グルグル思考をすることは無くなり、人の目を気にすることもほぼ無くなりました。嫌な人が目の前に来て、不快なことが起きたとしても、一瞬「嫌だな」と感じるだけで終わるようになりました。一旦、その気持ちは受け止め感じ切りますが、ずっと自分の中に留めることなく、すぐに手放せるようにもなりました。

貴方は貴方 私は私”「あなたに傷つけられるために、ここに、いる訳じゃない。大切な愛する私自身なんだから、他の誰かに傷つけられる訳にはいかないの」をいつも思い出して、しっかり境界線を引いています。最近は、その思いが、つい口から漏れそうになってハッとするくらい、自分のものになっています。

半年前、一年前の自分を思い起こすと、信じられないくらいに変わっているし、まるで別人です。ちゃんと息ができるようになったし、今までと同じものなのに、ご飯がとっても美味しいし、何より生きててラクで楽しいです。

こんな自分になれるなんて想像もできなかったし、もしかしたら、悩み苦しむ自分って可哀想、と悲劇のヒロインを演じることに酔っていたのかな…。今の私は、自分でも本当に驚いているけど、うれしくてたまりません。周りのみんなが「顔が全く違う!よかったね」と言ってくれます。周囲も気がついてくれて認めてくれる変化が、本当にうれしくてたまりません。

学びは必要です。でも、どれだけ学んでも、頭でいくら理解しても、心が納得しなければ、本当にわかったとは言わないんだな、と、実感もできました。心が、私の内面が本当に喜んで理解してきているので、いろんな病気も改善してきています。そして、どれだけ仕事や日々の生活が忙しくても、今とても身体が軽いのです。病は気から、というのはこういうことなのかな、とも体感、実感しています。

つらさを克服したのは、ほかでもない私自身。「私、できるじゃない!」という自信につながった

ここに至るまで、本当に苦しくて、つらくて、長かった。アイニさんやカルパさんをはじめ、たくさんのスタッフの方やタンポポ仲間さんに助けていただき、支えてもらいました。そして、学び続けてきました。本当に皆さんの愛がなかったら、私はここまで変わることはできなかったと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

でも、アイニさんはいつも言ってくださいます。「ここまでやってきたのは、誰でもない貴方自身だよ」と。「私たちは、グリーフリカバリーのやり方をお知らせしたり、その道を学びとして知らせてきたけど、それをやったのは他でもない貴方自身よ」。そして、「どんなにつらそうでも、代わってあげることは出来ないし、貴方にしか出来ないことなのよ」と。
なんだか少し、照れ臭いような気もしますが、私自身を大切に愛し、私が私のために頑張ってきたこと。結局それが今の自分を作っている。そうなのかぁ…と感じながら、「私、できるじゃない!」と自信に繋がっています。

自分は我慢しても、犠牲になっても、人のために生きること。それが美しく素晴らしいことだと思って生きてきた私。でも、自分の声を聞かずに、自分に無理を強いて、置き去りにし、否定してきた私。自分を大事にすることは、わがままなんじゃないか、と思って絶対にしてこなかったこと。どれほど自分を傷つけ、悲しませ、絶望させ苦しめてきたのか、今はよくわかります。

手放したらよい事柄もわかり、手放す準備をして決断をしたこと。それも、準備を重ねて、歩み続けてきたことで起きた必然でした。自分が決めて、動き続けたことで、必然が次々と起こって、ものすごい勢いで変化が起きていきました。その変化は、毎日、驚くことばかりでした。

これからは、まずは自分を大切にして、自分がどうしたいのか、どう生きたいのかを自分の本心に聞きます。それは決してわがままでも、自分勝手でもないから。自分を大切にして愛する。それができて初めて、自分以外の人も愛せるということを知りました。それが本当の愛なのですね。

今まで勘違いしていたし、知らなかったことが沢山ありました。本来の自分をどんどん取り戻し続けながら、愛に満ちあふれた私になりたいし、そんな周りの世界を作っていきたいと思います。こんなに「変容」できた私に逢える日がくるなんて、本当に、まだ信じられないくらいです。今、私は幸せを感じることができています。

本当にありがとうございました。

あみこさん 女性 50代 埼玉県

リカバリーコーチからのメッセージ

三人目の記念すべき第一期生のあみこさんです。30年ちかくをかけて自分が信じ守り続けてきたものが無くなってしまうかもしれない。先の見えない恐怖の真っただ中で、自分と向き合いリカバリーをやり遂げてくれました。相手を責めても憎んでも、どれだけ服従しても自分が幸せになれるわけではないことを知った時、残る唯一の希望は自分だけなのだと私たちは気づきます。私はあみこさんを誇りに思います。泣きながら、歯を食いしばりながら、恐怖に怯え心細さに震えながら、自分を諦めず、逃げずに向き合ってくれて、本当にありがとうございました。もう共依存的生き方は過去です。これからは自分が創り上げる幸せな人生です。幸せな未来です。

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著者

タイタノ中村 若葉

認定臨床ヒプノセラピスト、プレミア妊活ヒプノ®セラピスト。チャカナシャーマン。所属団体:ACHE、NGH。 2006年よりヒプノセラピストとしてグアム、日本、ドイツ、テキサスで活動。1997年、父親の事故死をきっかけに魂の存在に関心を持つ。多種多様な催眠技法を使いこなし、クライアントが本来もつエンパワーメントと感情の落ち着きと自尊心、そしてスピリチュアリティーを回復させ、さまざまな依存症からの解放を助け、未来に向けた人生計画の実行能力をつけるサポートをライフワークとしている。人は皆平等に、無垢の赤ん坊として無限の可能性を秘めてこの世にやって来る。愛と平穏と幸せを感じ生きる事は万人の権利と考え、ただシンプルに幸せと平穏を願うクライアントたちの一助となるべく活動している。翻訳本にリンジ・イーストバーン著『妊活ヒプノセラピー』がある。 ACHE: American Council of Hypnotist Examiners NGH: National Guild of Hypnotists

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