4A共依存リカバリー® ブログ Blog

理由がわからない生きづらさを抱え救いを探し求めた日々。リカバリーを進めるうちにいくつもの気づきがあり、心が一気にラクになっていきました。

受講生からの感想を許可をいただいてここにご紹介します。

苦しみから抜け出したいのに、どうすればいいかわからず、真っ暗闇のどん底まで落ち込んでしまう

共依存リカバリーを始める前の私は、原因のわからない苦しみの中にいました。家族もいて、特に経済的に困っているわけでもなく、健康に深刻な問題を抱えているわけでもないのに、です。いつの頃からか、何をやっても周りとの人間関係がうまく築けない気がして、人と関わることを怖く思ったり、自分はひとりぼっちなんだと感じていました。

なんとかここから抜け出したいと救いを探し求め、いろんなところでよく目にする「自分と向き合いましょう」「自分を大切に」という言葉をただ眺めながら、動けずにいました。そう言われても一体何をどうすればいいのか、私にはさっぱりわからなかったのです。時間が経てばそのうちまた元気な自分に戻れるだろうと期待しながら日々をやり過ごしても、一向に気持ちがラクになることはなく、気がついた時には私の心は真っ暗闇のどん底まで沈み、落ち込んでいました。

すがるような気持ちで学びはじめたものの、自分と向き合うことが苦しくて逃げ出したくなる

そんな時、たまたま見つけた共依存の特徴が、私にあまりに当てはまっていて、どうして私が…?という思いと、私はもうこれをやるしかないというすがるような思いで、まずはグリーフリカバリーに申し込み、次に共依存リカバリーの学びへと進みました。

初めて自分と真剣に向き合い、今まで蓋をして見ないふりをしてきた、寂しさ、つらさ、悲しみ、怒り、自分のいろんな感情を思い出し、味わいました。自分と向き合う時は、憂鬱でしんどくて諦めて逃げてしまいたい自分と、なんとか頑張ってやり遂げたい自分がいつも戦っていて、葛藤の繰り返しでした。

あまりに苦しくて、共依存リカバリーを始めてしまったことを後悔し、もう、やめてしまおう!と覚悟を決めたこともありました。でも、過去と現在の自分を比べた時、そこには以前とは違う、成長した自分が確実にいることがいつも確認できました。だからその事実を励みに、苦しいながらもあともう少しだけ諦めずに自分のために頑張ってみようと、思いとどまりました。

ずっと何かのフリをして生きてきた私が、これからは“偽りの自分で生きなくていい”と知った時に心がラクになった

共依存リカバリーに取り組む中で、私は、「〇〇のフリ」をした偽りの自分でずっと生きてきたことに気がつきました。私は親にとっての良い子、世間の一般常識に合わせた良い人間になろうと、一生懸命でした。だから、自分のうまくできないダメな部分や失敗や恥は人に知られてはいけないし、それを隠そうと必死だったように思います。

理想とする自分になれない自分に✕をつけ、自分に対しての禁止事項も多く、つらくても愚痴や弱音を吐いてはいけない。我慢することも当たり前で、人に助けを求めることもできず、作り笑顔の着ぐるみを着て、ひたすら自分の本心を隠しながら、これまでの人生を生きてきたように感じました。

これからはもう“フリ”をしなくてもいい、偽りの自分で生きなくてもいい、ワークショップでそう教わった時、私の心が一気にラクになれた気がしました。これは、私にとってとても大きな学びでした。

「あの時、勇気を出して決断してよかった。よく頑張った」と自分をたくさん抱きしめてあげたい

今もまだ学びの途中で、日々の生活の中で昔の考え方の癖が出てくることがあります。その都度「もう“フリ”をしなくていいんだよ」「偽りの自分で生きなくていいんだよ」と自分自身にやさしく声をかけてあげています。

これからは、共依存リカバリーで学んだことを日々の生活の中で実践して、平穏でラクに幸せに生きていける“自分育て”を頑張ります。

そして、共依存リカバリーに挑戦すると決めた自分を、「あの時、勇気を出して決断してよかったね!自分のために本当によく頑張ったよ!」と心から褒めて、たくさん抱きしめてあげたいです。

ぴよ子さん 女性 48歳 大阪府

リカバリーコーチからのメッセージ

2人目の記念すべき第一期生のぴよ子さんです。冷静で聡明で元気で、でも悩みの中であがいておられましたね。リカバリーの道なかばになっても様子に大きな変化が見られなかったぴよ子さん。前半挫けそうだったリカバリー仲間の支え役となってくれていましたね。そして後半に差し掛かった時、ついにフリではいられない時がおとずれましたね。フリをしていた自分を認めることは、さぞやつらかったでしょう。私はぴよ子さんを誇りに思います。自分の支えだったプライドを手放さざるを得なかった瞬間は、どれほど悔しかったことでしょう。自分の非力さを認めることはどれほど心細かったことでしょう。本物の自分のために、逃げずに向き合ってくれて、本当にありがとうございました。本物のぴよ子さんが一番素敵です。これからは幸せな自分で幸せな人生を生きて行きましょう。

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著者

タイタノ中村 若葉

認定臨床ヒプノセラピスト、プレミア妊活ヒプノ®セラピスト。チャカナシャーマン。所属団体:ACHE、NGH。 2006年よりヒプノセラピストとしてグアム、日本、ドイツ、テキサスで活動。1997年、父親の事故死をきっかけに魂の存在に関心を持つ。多種多様な催眠技法を使いこなし、クライアントが本来もつエンパワーメントと感情の落ち着きと自尊心、そしてスピリチュアリティーを回復させ、さまざまな依存症からの解放を助け、未来に向けた人生計画の実行能力をつけるサポートをライフワークとしている。人は皆平等に、無垢の赤ん坊として無限の可能性を秘めてこの世にやって来る。愛と平穏と幸せを感じ生きる事は万人の権利と考え、ただシンプルに幸せと平穏を願うクライアントたちの一助となるべく活動している。翻訳本にリンジ・イーストバーン著『妊活ヒプノセラピー』がある。 ACHE: American Council of Hypnotist Examiners NGH: National Guild of Hypnotists

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