新年の家内の整え方~チャカナ流~
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それぞれの文化で、昔からある非常に特徴のあるシンボルのことをアーキタイプ=原型と呼びます。
アーキタイプとは、私たちの意識の中に埋め込まれている一種のシンボルです。
例えば、日本の神道でいうと、鏡や剣、勾玉であったり、龍や狛犬、キツネもそうです。
動物がアーキタイプとなっている民族はよくありますし、それらは現代にあってもスピリチュアル的な存在とされています。
インカ・メディスンウィールのシンボル「チャカナ」には、アンデスのアーキタイプである大蛇がいて、黒いジャガーがいて、ハチドリと山、そしてコンドルが描かれています。
これらは何も宗教がかった不思議なものではなく、潜在意識にメッセージ性を理解させるシンボルとして利用されます。
具体的に言いますと、アンデスの子どもたちは、小さい頃からおじいちゃんとか、お父さん、お母さんから、こういう例を使って教えられていきます──「蛇のように賢く、ジャガーのように勇気をもって、こういう時は、こうするんだよ……」と。
つまり、成長していく過程で、子どもたちは複雑な倫理観や道徳観をこの単純なシンボルから学んでいくのです。
ところで、みなさんは新年を迎える準備はできましたでしょうか。
鏡餅や門松、しめ縄飾りなど日本伝統の神様をお迎えするアイテムを飾ることで、新年がはじまるという引き締まった気分、華やいだ気分を味わえたりしますから、楽しんでいただければと思います。
もう1つ、チャカナ式の家の中の浄化法をお教えしますので、ぜひお試しください。
これは、家をリラックスができてエネルギーを与えてくれる環境にする方法でもあります。
まずは、家の中、自分の部屋でもいいですが、東西南北そして真ん中に植物を置きます。
植物はそれぞれ、先にご紹介しました南を守る白蛇、西を守る黒いジャガー、北のハチドリと山、東のコンドルと鷲への捧げものです。
植物は、鉢植えでも切り花1輪でも構いません。
植物を置いたら、家(部屋)の真ん中に立ち、足を肩幅ほどに開いて床にしっかりと立ち、その床が一枚の板であり、それが地面、大地に直接ピッタリとくっついている様子を思い描いてください。
自分の足の裏と地面、その間の板、が密着し、母なる地球パチャママと一体になっている感覚を味わいます。
どれくらい行うかですが、ご自分の感覚で一体感をしっかり味わえたと思えたら、OKです。
これにより地球との親和が生れ、家のエネルギーが安定します。
元日の朝や仕事始めの日、または1年を通して何となく家にいてもリラックスできない、気分が落ち着かない時などに行うことをおすすめします。
──認定臨床ヒプノセラピスト(CCHt) タイタノ中村若葉
PHOTO/nico77iro(写真AC)
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