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共依存はこのようにして生まれます

機能不全家庭に育っていませんか?

共依存 におちいっている人の多くは、虐待、厳格な規則、または、家族のなかに心身の病気や何かの依存症におちいっている人がいる、家族としての機能を果たしていない、といった家庭で育っているというデータがあります。
こういった家庭では、子どもの個性や自律性は尊重されていませんから、当然、子どもは「ここが安全な場所だ」と感じることができずに育ちます。
多くの場合は、一見普通の家庭に見えても、家族のなかに秘密があったりします。そして共依存が世代ごとに脈々と受け継がれていて、誰もこれを健康で正しく機能する家庭に戻そうとは考えず、どんどん状態が悪化していきます。

共依存という概念は、アメリカから始まりました

「共依存」という概念は、40年くらい前にアメリカで、Codependency(コデイペンデンシー)という心の病態として提唱され始めました。
最初の頃はアルコール依存症患者の配偶者に見られる病態を共依存とよんでいましたが、その後の研究で共依存の状態はアルコール依存の家族以外にも広く見られることが明らかになりました。
実際、家庭としての機能を果たしていない家庭に育った人や、病気の親がいる人は、何かにまたは誰かに共依存している可能性が高いことがわかりました。
その後、アメリカのほとんどの家庭が、健康な家庭の機能を果たしていないということがわかってきて、共依存はアメリカ人の大多数に当てはまると考えられるようになりました。
共依存の経過については、段階的に進行し治療を受けなければどんどん悪化するけれども、適切な治療さえ受ければ回復が可能だということが、わかってきました。

共依存の症状とは?

症状の一覧を示します。これらのすべてがあてはまらなければ共依存といえないという訳ではありません。

①羞恥心と低い自尊心
自分に満足できるほどあるいは安心できるほど自分を優秀だと感じないことや、他人と自分を比較することは、自尊心が低い兆候です。
自尊心のトリッキーなところは、自分自身を高く評価している人は、自分を本当に愛せないかまたは不十分にしか愛せないことのカモフラージュであることです。
そして羞恥心がいつも意識の下に隠されています。
他人から見た自尊心の低い人の特徴は、罪悪感と完璧主義があることです。
すべてが完璧であれば自分自身を悪いと感じなくて済むというメンタリテイです。

②人の気分をよくしようと過剰に努力する
人の気分をよくしようと思うのはよいことなのですが、共依存になると、いつも自分には選択の余地がないと思いがちです。
「いいえ」と言う選択をすることは、共依存者を不安にさせます。
誰かに「いいえ」と言うことを難しく感じる共依存者は多く、彼らはもともとあった自分の考えを変え、他人に便宜を図るために自分のニーズさえ犠牲にします。

③あいまいな境界
境界とは、あなたと他の人との間の架空の線のようなものです。
それはあなたの持ち物と他の誰かの持ち物をはっきりと分けますし、あなたの身体、お金、物質だけでなく、あなたの感情、考えや願いについても、他人のものとはしっかりと分離します。
しかし共依存は自分自身と他の人との境界が不鮮明であったり、不十分であるため、他人の感情や問題に責任を感じたり、他人のために自分を責めたりします。
一方で、厳密な境界をもつ共依存者もいます。
ところが彼らは彼らで、孤立し、内気で、他の人が彼らに近づけないようにしてしまいます。
共依存者は、時には、弱い境界と厳格な境界の間を行ったり来たりします。

症状は他にもあります。次回のブログでさらにご紹介していきます。

お読みいただき、ありがとうございました。

グリーフリカバリー・スペシャリスト   吉岡 文

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